秒速5センチメートル
2025/10/13
秒速5センチメートル実写版観てきました
先に脚本家の方の小説を読んでしまったわけで、実写版は小説通りの展開となっていた
アニメの3部構成をうまく回想シーンで繋いで作品を綺麗にまとめていた
アニメには登場しなかった新しいキャラクターの存在で辛い部分を緩和してくれていた
中学生になった主人公が思いを寄せる彼女の待つ栃木まで列車旅のくだりで、武蔵浦和から見える夕焼けが個人的には思い入れがあったのだけれど、さすがに実写版では再現されなかった
武蔵浦和の駅から見える景色は今ではだいぶ様子が変わってしまったから仕方がないのだけれどね
高校生編ではやはりNASDAから打ち上げられるロケットの発射シーンが圧巻かな
その辺で速度のことを思い起こさせる仕掛けは良いなと思った
ほしのこえもそうだけど新海誠作品は時間と距離をいつも作品に盛り込んでくる
アニメと実写を比較すると主人公の置かれている状況としては実写版のがちょっとだけ救われたと感じた
物語は2009年という設定で、今から16年前ということを考えると2人がいつか再会出来る世界線を妄想して、やるせなさを回避している(でなきゃほんと辛い作品だよ)
コミック版は高校生編の彼女と再会して心通わす終わりなので、かなり救われるのでオススメ
とにかく見終わったら自助努力が求められるので心の余裕がない時は観たらダメな作品だ
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