「アリータ」鑑賞しました。
ちょうど時間的には4DX上映にぶつかったので高いチケットでしたけど、これは3Dでも充分楽しめる映画です。3Dだと字幕が邪魔なので吹き替えがいいです。
日本のコミックが原作で、主人公アリータのCVが上白石萌歌さんというのもピッタリでした。コミックの実写化は期待外れが多いけど、これは!成功してるんじゃないかな?主人公をあえて実在の人物にしないでCGで表現したことで、この長い物語も続編や、本編では語られてない火星戦争時代に遡ることが出来るのは、キャストの世代交代を考えなくていい分、ビジネスになるよなあ。
同じプロデュースであるジェームズ・キャメロンのavatarとの比較されるけど、あれは異民族支配の話でアメリカの歴史を考えさせられたのと、身体が不自由になった人間が精神をダイブして、全く違う人種となって生きる希望なんかも描かれていた。サイバーパンクものでは、斬新だった。
人体の一部を擬態化するといえば、攻殻機動隊だけど、自分の身体をそんな風に扱うのは禁忌としている人達からみると日本人って狂ってるとしか思えないよ。と思うかもしれないが、実際パラリンピック選手なんかは、擬態化が進んでたりして、倫理観に変化が起きていると感じる。
サイバーパンクの王道を周到していて、続編があるなら見たいと思った作品。

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