果てしなきスカーレット
すごく映像美だし、話も良かったんだけど、細田守作品に期待するものと違うからSNSでは低評価?
国内と海外で評価別れると思うけど世界共通の普遍的なテーマを扱っていて良かった
ジュブナイル要素はよく考えるとかなり深いところにある大人向けだね。
これまでの細田守作品は電子仮想世界が舞台だったけど、今回は死後の混沌世界に置きかわっているのと、善し悪しの判定がクジラからドラゴンになって、ごりごりのファンタジー要素であるのが興味深い
物語は父親を冤罪で処刑した叔父に復讐しようとして失敗したヒロインが死後の世界で復讐を成し遂げるまでを描く
奇しくも鬼滅の刃と同じテーマを扱いつつも国内評価は低い
スカーレットはグローバルな視点で観た時、海外にはウケるだろうと予想する
というのも復讐がテーマではなく、赦しの方が重要だからだ
キリスト教では人は誰しも不完全で(スカー:傷)を持って生まれ、行いに対して裁く権利はない。互いに赦し合いなさい、そして心の平安を保ちなさいという教えがある
まさにこれを果てしなきスカーレットでは描いたのだと思われる
シェークスピアの戯曲をモチーフにしたとかいうのは下地にはあるがシェークスピアでさえ、聖書に描かれた物語を当時の庶民に分かるように作品を構築したわけで、現代版シェークスピア戯曲を細田守監督がやり切ったと私は思っている
難解な世界観な故に一筋縄にストーリーを解読するのが大変だとは思う
これまで描いていた家族ものではなく人間を扱っていることに気がつけば見え方も変わるんじゃないかな
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