本体の墨入れ調整を終え、いよいよ最終的な組み上げ工程に入ったが、当初から計画していた「質感の描き分け」というこだわりが、ここに来て作業の難度を跳ね上げている。

エヴァ本来の部位である2号機本体は、生物的な生々しさを強調するためにクリア塗装で光沢を出し、対する追加装甲やジェットアローン由来のパーツは、無骨な兵器感を出すためにつや消しで仕上げる方針だ。この相反する質感を共存させるためには、パーツごとにトップコートを使い分けてから組み上げる必要があり、一気に形にすることができない。

塗装ベースの上で、グリーンの装甲に白のラインデカールが映える脚部や胴体が、静かに次の工程を待っている。光沢とつや消し、それぞれのコート剤が完全に乾燥するのを待っては一箇所を組み、また次の部位の質感を整える……という地道なリレー作業の繰り返し。形になりそうでならない、このもどかしい時間が続いている。

しかし、この質感のコントラストこそが、継ぎはぎの最終決戦兵器である「新2号機α」の説得力を生む核となる部分だ。焦って質感を損ねては一ヶ月の苦労が水の泡になる。