塗装工程は、いよいよ細部の塗り分けという忍耐の必要なフェーズへと入った。

執念のマスキング作業

本日のメイン作業は、複雑に入り組んだパーツへのマスキングである。バルキリー特有の、メカニカルなディテールと外装の境界線を正確に守るため、細切れにしたマスキングテープを丁寧に貼り重ねていく。

機首とエンジンブロックの塗り分け

先行して塗装したブラック・グレー系を保護するため、形状に合わせてテープを密着させた。特にインテーク周辺や脚部の複雑な面構成は、塗料の吹き込みを許さないよう細心の注意を払っている。

微細な塗り分けの実行

マスキングを終えたパーツから順次、次のカラーを吹き付けていく。テープを剥がす瞬間の緊張感と高揚感は、模型製作における醍醐味の一つだが、今はまだその時ではない。下地を侵食せぬよう、薄く、確実に塗り重ねる。

バーニア・脚部ユニットの進展

脚部ユニットのダクト部分や、ノズル周りの金属的な質感表現も、この段階でのマスキングの精度が完成度を左右する。一つひとつのパーツに「意志」を込めるように作業を継続した。

一見地味で時間のかかる作業だが、この手間に比例して、完成時の精密感は飛躍的に高まる。焦りは禁物だ。明日も引き続き、残りのパーツの塗り分けと、必要に応じたタッチアップを進めていく。