世界最大級の造形・フィギュアの祭典「ワンダーフェスティバル2026[冬]」へと足を運んだ。会場の幕張メッセは、入り口の巨大な看板が示す通り、多くのクリエイターとファンによる熱狂の渦に包まれていた。
会場で特に目を引いたのは、監修中の『ノーゲーム・ノーライフ』白の等身大フィギュアだ。長い髪の繊細な流れや、瞳の奥行き感に至るまで徹底的に作り込まれており、造形の限界を突破しようとする執念を感じさせた。
『SSSS.GRIDMAN』の宝多六花は、ゲーミングチェアに座る現代的なシチュエーションで立体化。モニター内に映るグリッドマンや周辺機器の細かなディテール、そして彼女らしい柔らかな肉感表現など、一瞬を切り取ったかのようなリアリティが同居していた。
バニーガール姿の『機動武闘伝Gガンダム』レイン・ミカムラは、スーツの艶やかな光沢や網タイツの素材感が見事に再現されていた。また、グラビアンスキー氏の新作『攻殻機動隊』草薙素子のフィギュアでは、しなやかな筋肉の動きと鋭い眼差しが同居し、キャラクターの強さをダイレクトに伝えてきた。
会場には発売前の「監修中」モデルも多数展示されており、制作過程を垣間見ることができる。
ハイライトがメガハウスブースの「VAKIT ギラ・ドーガ(近藤和久版)」プラキットが展示されていた。
実はこの機体、昨年の全日本模型ホビーショーで初お披露目された際も目にしていたのだが、当時は凄まじい人だかりで、撮影どころか近づくことすらままならなかった。今回、ようやくその武骨で重厚なシルエットを「マジマジと」細部まで観察することができ、長年の宿題を終えたような充足感に浸っている
グッドスマイルカンパニーのブース内に設けられた「GOODSMILE RACING」エリアは、まさに壮観の一言であった。
ステージ脇には、2011年、2014年の王座に輝いた「BMW Z4」、そして2017年のチャンピオンマシン「AMG GT3」といった歴代の参戦車両がずらりと並んだ。通常はシーズン終了後に売却されることが多いレーシングカーだが、手元に残されている貴重な個体が一堂に会する姿は、プロジェクトの歩んできた歴史の重みを感じさせた。
多くのファンが見守る中、SUPER GT 2026シーズンに参戦するマシンの新デザインも公開された。トリダモノ氏による新たな「レーシングミク」を纏ったマシンの輝きは、模型制作におけるカラーリングのヒントとしても非常に刺激的であった。
今回のワンフェス参戦は、自らの制作意欲を再燃させる最高の刺激となった。会場で目にした驚異的な造形技術や、限界を突破しようとするクリエイターたちの姿勢を見習いたい。