機体全体の質感が整ったところで、最後に残していた細部の精密工作を執り行った。
マックス機の翼端灯や尾翼灯など、航空機としてのリアリティを左右する灯火類をUVレジンを用いて作成した。
塗装による表現では得られない、実機のようなレンズの厚みと透明感をUVレジンで再現。微細な気泡を排除しつつ、表面張力を利用して美しいアールを形成させた。
 つや消しで統一した機体表面に対し、このレジンパーツが放つ光沢が絶妙なアクセントとなる。光を拾うポイントが生まれることで、1/72スケールというサイズを超えた精密感を獲得した。
柿崎機の制作においてレジンパーツが脱落・紛失するというアクシデントに見舞われたが、その際のリカバリー経験が今回の工作に活きている。接着面の脱脂と定着を確認し、より確実な手法で機体に命を吹き込んだ。
灯火類のクリア化をもって、マックス機の全ての工程が完了した。
刷新された塗装ブース環境下での初の完成品として、満足のいく仕上がりとなったことは大きな収穫である。明日からは、サフ吹きまで完了している一条輝機の塗装、そしてハセガワ製30周年記念機の工作に全力を注いでいく。