機体の印象を決定づける外装のホワイト塗装を敢行した。これまでの制作とは異なる新たなアプローチを試みている。
今回の塗装では、あえてサフェーサーを介さず、プラスチックの下地に直接ホワイトを吹き付ける手法を選択した。
ハセガワ製キットの極めて繊細なパネルラインを埋めることなく、最大限に活かすための判断である。サフの層を省くことで、1/72スケールに相応しいシャープな質感をダイレクトに表現することを目指した。
事前のサンディングと脱脂を徹底したことで、塗料の食いつきも良好である。トレイに並ぶパーツ群が、均一でクリーンな白に染まっていく様は圧巻だ。
メインカラーのホワイトには、新世代塗料であるクレオスの「Mr.カラーGGX」シリーズのホワイトを使用した。
GGXシリーズ特有の隠蔽力の高さを活かし、サフなしでもムラのない美しい純白を形成できた。記念機に相応しい、濁りのないクリアな発色が機体全体に宿り始めている。
レベリング性能の高さから、乾燥後の表面は非常に平滑な仕上がりとなった。これにより、次に控える広面積かつ複雑な30周年記念デカールの貼付作業においても、シルバリングのリスクを大幅に軽減できることが期待される。
内部メカパーツの黒サフ塗装 と、今回のGGXホワイトによる外装塗装。対極にある二色のパーツが揃ったことで、機体の構成要素が明確に見えてきた。