接着した各パーツの表面処理を継続した。合わせ目消しの研磨作業によって消失してしまった精密なディテールを、一つひとつ丁寧に掘り起こしていく地道な工程である。
ハセガワ製キットの最大の特徴である繊細な凹モールドを、サンディング後の表面に再び刻み込んでいった。
機首や脚部など、合わせ目を消すために研磨した箇所は、モールドがどうしても浅くなったり消えたりしてしまう。ガイドテープとスジ彫り用工具を駆使し、周囲の既存ラインと違和感なく繋がるよう慎重に彫り直した。
サフなしでダイレクトに塗装したGGXホワイトの層 を活かしつつ、彫り直したラインが塗装後に埋まらないよう、適切な深さを確保している。
コックピットを挟み込んだ機首、そして黒サフで内部を塗り分けた脚部ユニット。これらが一つの強固なパーツとして一体化され、失われたラインが復活したことで、航空機としての密度感が再び宿り始めた。