MG MSN-06S/20260618
マスターグレード(MG)特有の高密度なフレームランナーから、複雑に入り組んだメカパーツを一つひとつ丁寧にニッパーで切り出していく。パーツ数に圧倒されそうになるが、展示会用というプレッシャーもあるため、ゲート処理の手付きにもいつも以上にシビアな精度を求めた。デザインナイフとヤスリを細かく動かし、パーツの嵌め合いや後々の塗装に影響が出ないよう、すべてのゲート跡を綺麗に平滑へと整えた。
超特急の強行軍とはいえ、基本工作をおろそかにしては最終的なクオリティが崩れてしまう。ゲート処理を終えたフレームパーツ群は、削りカスや成型時の離型剤を完全に落とすため、すぐさま超音波洗浄機を駆使してパーツ洗浄の工程へと回した。現在はキッチンペーパーの上で水気を切り、乾燥を待っている状態だ。
このフレームが完全に乾いたら、シナンジュの巨体を支え、かつ外装の隙間から覗くメカニカルな説得力を引き出すための下地塗装へと一気に移行する。タイムリミットまでの時間は短いが、パーツ一つひとつの仕上がりは確実に理想の形を捉えている。
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